asagao’s blog

asagaoの観察日記。

今まで読んだ中で一番面白かった本

モンテ・クリスト伯

和名は「岩窟王」。

モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)

モンテ・クリスト伯〈1〉 (岩波文庫)


タイトルからは想像もつかない面白さ。

ただし、山内義雄訳でなければ、これほどの面白さは感じられませんでした。
色々読んだのですが、山内義雄訳は別格です。

しかも、完訳で全7巻。

読了時の、あの感動、あの満足感。

体が食物で保たれるように、
人間の心は、一流の書物で満たされる。

それを実感した作品でした。

内容は復讐の物語です。

主人公を陥れ、全てを奪い、牢獄に繋いだ敵に対する、緻密で徹底的な復讐です。

しかし、裏を返せば全て、悪事を働いた者たちが、自らの行いの報いを受けたに過ぎない。

何もかも、その発端は自らの手からこぼれ落ちていたという事実。

人間らしく生きる事を選択した者には、誇り高い道が開ける。

デュマが描く、どこまでも人間臭く、またどこまでも理想的な世界。

悲惨と栄光。
愛と憎しみ。
嘘と真実。

あらゆる人生が複雑に絡み合い、
ラストに向かって解けていく様は驚きに満ちています。

あの感動を、もう一度感じたくて、本を本棚から取り出しました。

つまらないネットサーフィンを少しやめて、
静かに紙の本を読むことにしたのです。

これから読むたびに、少しずつ私の感想をここに書き綴っていこうと思っています。

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