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asagao’s blog

日記と雑記、読書メモは個人的感想でネタバレ含みます。

好きな街 今週のお題

今週のお題「好きな街」
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好きと言うか、通いなれた街がある。

職場がある街だ。

そういえば、高校もその街だった。

周りは高い山々に囲まれているから、少ない平地に家がより集まった、そんな感じの街だ。

少し車を走らせれば、たちまち街並みが終わってしまうというコンパクトな街。


嫌いではない。


いや、好きかもしれない。


ほどよく自然が街をいろどるから。


たとえば秋の雨。道を歩くと、ほのかに金木犀の香りに満たされる場所がある。大好きな優しい香りだ。

夏の雨で好きなのは、雨の湿気を含んだ風と、熱いアスファルトを飛沫を立てながら叩く音。
豪快な雷。森の木に落ちるのが直接見られること。

春の雨は満開の桜。
古い舗装の坂道を花弁で埋め尽くす。
ちょっともったいないが、それがまた美しい。
雫をつけた憂い顔の桜。

冬の雪でも、ものともせずに走り回る車たち。
綿帽子をのせた信号。
みんな自宅前の雪掻きをするのがルール。
ちょっと手伝ってくれたりする。
道に雪掻きの雪を投げてくるおばあちゃん。
雪道を自転車で滑りながら走る学生。

そんな光景にも愛着がある。


そして、晴れの日。晴れの街。

何処よりも空に近い街。

そう思っている。


雲が近い。


ゆっくりと流れて行く白い雲。

手を伸ばせば届きそうだ。

青い空に、
綿菓子を薄くちぎったような雲。

風に乗る大きな翼の鳶。

夜になると、坂の上から見る街は光もまばらだ。


空の星もよく見える。

月明かりも美しい。


ほどよく田舎で、ほどよく都会。

そう言うことにしておこう。


いつの間にか長いお付き合いになっていた街。

なかなかいい街。

ちょっと再確認できたかな。