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asagao’s blog

ほぼ日記と雑記。読書メモは個人的感想でネタバレ含みます。

トカゲを助けた話。

思索メモ

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何年か前に、トカゲを助けた。

そのトカゲは、蜘蛛の巣に絡まって動けなくなっていた。

しっぽを含めて7センチくらい。

蜘蛛の巣に頭から突撃してしまったのか、逃げようとして絡まってしまったのか、全身しっかり包まれて身動きできないようだった。

蜘蛛は困っているのか、それもと弱るのを待っているのか、遠くから見ているだけ。


そっと、トカゲに手を伸ばした。
少し、暴れる。

でも、すぐに動かなくなった。

端の方から少しずつ解いてゆく。

しかし、蜘蛛の糸は意外と強度がある。
時間がかかる。

体が自由になった。あとは頭全体を覆っているガーゼのようなものを取ればいい。

足は自由なのに、トカゲは静かに待っている。

とてもきつくまとわりついている。

ちょっと手元が狂い、痛っという反応が。

かわいそうに。
ああ痛かったね、ゴメンゴメンといいながら取っていると、最後の帽子のようなものがスポンと取れた。

嬉しそうなトカゲ。

かわいらしい。

安全な場所へ逃がしてやった。



ありがとう。

そう言ってくれたような気がするのは、
ただの自己満足だろうか。

蜘蛛は、どうして逃がしたと怒っているだろうか。

せっかくの夕御飯だったかもしれない。

動物たちの食物連鎖には、なるべく手を出さないようにしている。

でも、つい助けを求められると救わずにはいられない。

私がその場に出くわしたと言うことは、まだ寿命があったと思ってもらおう。


「袖振り合も他生の縁」という言葉が好きだ。


道で袖が少し触れるだけでも、前世の何らかの縁があるという。

この世の出会いには全て縁があり、偶然はないのだとか。


私が助けたトカゲに、おそらく前世で何か助けて貰ったことがある、その恩返しが出来たことになるわけだ。

ふふ。

そんな風に思うと楽しくなる。

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