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asagao’s blog

ほぼ日記と雑記。読書メモは個人的感想でネタバレ含みます。

モンテ・クリスト伯 読書メモ42

モンテクリスト伯 読書メモ

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アンドレア・カバルカンティ


美しい青年だが、「悪の天使」と例えるモンテ・クリスト伯。思惑通りに行動するであろうこの青年を満足そうに眺める。

父役のカバルカンティと二人きりの部屋で交わされる会話を、ある仕掛けですべて聞き取る伯爵。

卑しい取引の後共に帰って行く偽親子。

それを見送る伯爵。

「厭」という感情は「憎しみ」以上に不快なものだとの呟きが印象的だ。

確かに憎しみの感情の方が、まだましだ。
嫌悪感は受け付けがたい感覚だ。

世の中には「厭な人」は確かに存在する。
「価値観の相違」は激しい嫌悪感を生む。

最近特に不快なのが、若い時の武勇伝を場所もわきまえず語り続ける男。

それが口説き文句だと思っている男。

自分はこんなにモテる男なのだと言いたいらしい。

厭だ。そんな話聞きたくもない。
吐き気がする。


本当にモテる男は、女の尻を追わない。

女を見ていない。

仕事を見ている。

仕事に手を抜かない。

ストイックに何かを追求し、極めようとする。

その結果、地位と名誉を手にする。

そういう男性には、女性が探さなくても隣に寄り添っている。理解し見守っている人がいる。
若く、美しく、決して浮気などしない一流の女性はこの世に存在する。そういう女性が愛するのは、女を追いかけ回したりしない男だ。

客観的に見てそう思う。歴史を見てもそうだ。

自分から男に媚びて行くような、自分の浮気を肯定するような女性に、いくらモテたとしても価値はない。

この世の全ての男は、
地位と名誉と女を求めているという。

そのため、社会はあらゆる意味で過酷な戦場だ。

いつの時代も。

一流の男は、自分に何が出来るのか。
自分の一生をかけて、何を残せるのかを考えている。


例えば、町工場の職人として自分の仕事に誇りを持つ人を私は一流だと認識している。


見事な職人芸を見たとき、綺麗に整えられた仕事ぶりを見たとき感動する。


モテるとか顔がいいとか、スタイルがいいということは年月がたてば消えてしまう。

経験や、判断力、技術は年月がたつほど積み重ねられ価値をもつ。

信頼できる力を持つ人、学び続けた人の魅力は、はかりしれない。
この人がいれば安心だ。日々の努力はそう思われるような存在に自分を導いて行く。


浮薄なファッションや流行、恋愛に溺れ自らの価値を腐らせてはいけない。


見た目を追うのでは、一番体の大きな個体がモテるとか、毛並みのいい個体がモテるという動物と同じになってしまう。それでは、あまりに悲しい。

大分脱線したが、
結論として
「価値観の相違は耐えがたい嫌悪感を生む」
と言うことが今日わかった。

芸能人離婚理由の価値観の相違に信憑性がでた。

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