ドラマ モンテ・クリスト伯 感想 最終回。

神楽と幸男の再生。

モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐― DVD-BOX
(画像はAmazonよりお借りした物です。)

見終わって暫くたちましたが、ラストがずーっと心に残っておりました。

ふと、やっと合点がいった為、最後の感想を少し。


伯爵を炎の中から救ったのは誰か。


それは、神楽と幸男ではないかと。

そして、エデルバと土屋に託して逃がした。

そう思ってみると、合点がいきます。


復讐を受け殺害されると思っていた二人は、伯爵に部屋から送り出された時、「許された」と知った。

そのあとの伯爵の着火を見て、完全に人間に立ち返った。

命懸けで伯爵を救出する二人は、漁師仲間だった頃の二人。


救い出される時に、伯爵は本当に全てを取り戻した事を感じたでしょう。


激しい戦いによって導かれ、遂に訪れた勝利。

本物の勝利。

戦わなければ、得られなかった勝利。


そして、差しのべられるエデルバの愛、土屋の信頼。


伯爵に関わる人々の再生の物語。


事情聴取の神楽と幸男の証言は、伯爵を無事に逃がす為の演技。


人でなしの道を捨て、人として再び生きるチャンスを与えられた二人。
そこには、後悔も、嫉妬も、憎しみも無い。


本当の幸福を、暖から与えられた二人。


確かに、救いのあるエンディングとなりました。



そして、1人救われなかった入間。


ふと思うのは、釈迦の言葉。


もっとも救いがたいのは、盗賊や殺人犯などの悪人ではない。医者や政治家など普段人々から崇拝されている者こそ、救うことが難しいという意味の言葉がありました。


入間は権力者であり、人を従える立場の人間だった。

人を裁き、人を救うべき立場の人間が、

もっとも、エゴイズムにとらわれている、

その救いがたさ。


これもまた、人の一面。


ほかの二人同様に、踏みとどまるチャンスはあった。


我が子を愛する事ができたなら。


我が子を土に埋めた時、入間は自らの心臓も地に埋めていたのだと、気づくべきだったのですね。


長く読み継がれる名作のドラマ化。

大変楽しませて頂きました。


出演の方々、制作された見えざる皆様、

お疲れ様でした。

ありがとうございました。

更なる名作をお待ちしております。