茶だんご亭🍡

徒然ブログ

キジのヒナを助けた話。

キジのヒナが側溝に落ちていました。

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私がまだ小学生の頃の話です。

水があまり無い時季だったので、ヒナ達はピヨピヨピィピィ言いながら側溝をあっちへ行ったりこっちへ来たり走り回っています。

親鳥は側溝のふちでオロオロしていました。

可哀想に思ったので、助けてあげることにしました。

家の横だったので、家からヒナを入れる箱を持ってきて、自分の腰くらいの深さの側溝に降りました。

すごい早さで走り回るのですが、何かを察したのか、5羽ほどのヒナを全て箱に入れることが出来ました。

親鳥は人間が来たので遠くに行ってしまいました。

とりあえず家に持って帰りヒナを見てみると、ヒヨコの可愛らしさとは全く違う、野生の顔立ちに驚きました。

とにかくキリッとした賢そうな顔をして、ピヨピヨピィピィ鳴いています。

おばあちゃんに電話して「どうしたらいい?」と聞くと、「すぐに親に返してやりなさい。」とのこと。
焼け野の雉(きぎす)と言ってキジは子のために山火事にあっても一人で逃げない、子供と焼け死ぬほど愛情深い生き物、心配しているだろうと言っていました。

ヒナを返す。

「でも、どうやって?」と思い箱を持って外に出ると、母キジは家の方を見つめて道端の草むらに立っていました。

私が近づくと離れ、離れすぎると寄ってくる。

ハラハラオロオロしている母キジの為に、側溝から離れた広い畑の真ん中に箱を置いて帰ってきました。

少し待ってから、そこへ行ってみると箱は空っぽで、母キジもいませんでした。

母キジは子供達を連れて、どこかへ歩いて移動したようです。

ほっとして家に帰ったことを覚えています。

今でも時々、車の前を横切って走るキジを見かけます。

珍しいキジ。

1度だけですが、横断歩道に立っていて、車が通りすぎるのを待っているキジを見ました。
ぴーんと首を伸ばして、明らかに待っていました。

その辺りに住んでいて、道路になれていたのでしょうか。

出先だったのですが、二度見しながらそこを通りすぎました。

本当に賢い鳥です。