宿儺の魅力
死後、特級呪物になってしまった呪術師。
呪術師ということは、人間ですよね。
腕が4本あるという。。
それだけでも、謎多き人物ですが。
しかし、2巻までの流れで、単に残虐なだけではない知性を感じさせるキャラクターであると分かりました。
伏黒に気づきを与えたりしてますね。
絶対的な強さという余裕からか、感情任せではなく、より価値的な選択をするために考える癖があるのが面白いです。
周りは汗ダラダラで必死なのに、宿儺本人は「どっちにしようかなー」みたいな。
そのペースを若干乱す虎杖との会話。
伏黒は何故か、宿儺のお気に入りになりましたね。
虎杖への「おまえはつまらない」発言には、暗に「伏黒は面白いのに」が含まれているようで、ちょっと今後に期待です。
伏黒の価値観
絶対勝ち目のない宿儺との戦いに臨んでの伏黒の独白。
世の中の不条理に抗う信念には共感。
伏黒は不確かな世界に、自身の善悪の基準を定め、命がけで宿儺に対峙。
その結果、宿儺に興味を持たれて危機を脱しましたが、虎杖は倒れ、伏黒は天を仰ぐ。
うーーん!辛い!!
しかし、このシーンによって伏黒の覚悟が定まったのは確かです。
漏瑚のキャラクター
珍しいですよね。
敵キャラとしては、妙にプライドが高い。
ただ、この漏瑚の存在はかなり作品に面白さを加えています。
存在に対する執着を持ったキャラが、なんとも重さを持っていていいですね。
呪いという人間の感情が人格を持ったら、確かに純粋な嘘偽りの無い存在だと主張しそうですし。
漏瑚が個人的な利害よりも呪いの地位向上、人間の打倒に生きがいを見出している事が、なんだか妙に人間っぽくて、人間とはなんぞや?と思ってしまいます。
無敵の五条
そんな漏瑚を軽くあしらう無敵の五条。
イケメン素顔での領域展開で、無敵タイム突入。
無敵なので、お花畑で和む余裕あり。
でも、五条に油断させる花御はすごいかも。
五条の良い所は、その無敵さが組織改革には無力だと熟知している点。
腐った組織を根底から変えるには教育しかない。
例え時間が掛かっても人を育て、人を変えるしか組織を変える方法は無いという気づき。
いやこれビジネス書!?ナニコレ自己啓発書!?
力こそ全てな少年漫画に新風を吹き込む五条。
五条はアレコレ言われてますが、本当は、本当は生徒思いな。。。
いや、無茶もしてますけどね。
そこが面白いんですね。
まとめ。
虎杖復活で、めでたし。
虎杖はかわいい。
虎杖と宿儺の交渉成立直後の一撃、早かったですねー。
宿儺のいらだちMAXだったのが分かりますね。