茶だんご亭🍡

田舎暮らしの動物日記。

毛虫の道路横断について。

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毛虫が道路を横断する季節になりました。
通勤途中毎日のように、毛虫の横断を見かけます。

農道、国道、バイパス関係ありません。

どうやらこの行動にはハッキリとした「毛虫の意志」が働いているようです。

彼ら(彼女たち)は間違いなく、「道を渡ると良いことがある」と思っています。

おそらく「おいしい草」や「住み心地のいい草むら」があると思っています。

この毛虫は必ず道路に対して直角に渡り、斜めに走っていたり、ぐるぐるしていたりする毛虫を、私は見たことがありません。


これはホントに不思議なのですが、毛虫の視点で見たら道の向こう側には、見渡す限り縁石しか見えないとしても、直角に渡ります。

先に石しかみえないのに、その縁石の更に向こうに草むらがあることを知っています。

なぜ?

やはり、匂いでしょうか。


しかし、スタート地点にも同じ草が生えているので、不思議でしょうがないのです。


すべての毛虫が横断するとしたら、道は毛虫だらけになるはずなので、チャレンジ精神旺盛な毛虫が渡っているのだと思います。

とにかくこれらの毛虫は危ないと分かっていて道路を渡るので、見る限り全速力です。必死な様子に、応援したり心配したり、渡りきったのを見て安心したり。

調べると同じように見守る方々も多いようで、ほっこりした気持ちになります。

この毛虫の行動、よく考えてみたら行きたい所があったら行きますよね。たまたまその途中に道があるだけという記事を見て納得しました。人間が彼らの通り道に道路を作っただけだという解答は的を得ていると思いました。

更に調べると、この毛虫は「ヒトリガ」の幼虫で、なんと汎存種。
日本全国、ユーラシア大陸全土、北アメリカ、北極付近まで生息しています。

つまり!

この冒険心旺盛な毛虫は、危険をかえりみず移動するという特性から生息範囲を広げ続けて来たのではないでしょうか?

すごくないですか!?

ちょっとウィキペディアをみて興奮してしまいました。



実は、私は毛虫が震えが走るほど嫌いです。
思いがけず遭遇すれば、声も出せません。

でも、離れた場所から彼らを眺めるときは応援したくなってしまいます。

彼らは彼らなりに精一杯生きていて、草を食べるという毛虫の使命を全うするべく、命がけの横断にも恐れずチャレンジしています。

その結果が、広範囲な生息範囲と毛虫の繁栄。

見事な食物連鎖や自然との共生です。

この世界は沢山の生物のそれぞれの特性でバランスを保ち成り立っているんですね。

車が高速で行き交う中を横断するという、彼らのような勇気があれば、人間なんでも出来る気がしてきます。


きょうもがんばろ!



2020.06.20 改訂