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asagao’s blog

ほぼ日記と雑記。読書メモは個人的感想でネタバレ含みます。

死は平等

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人生は差別との戦いだ。

幸福な人がいて、不幸な人がいる。

容姿、財産、優劣。
常に、人より上でありたいと望むのが大多数の人生。

その為に、みな必死に生きている。

人並み、または人より上であることに喜びや安心を感じ、人並み以下であることには焦りや不安を感じる。

驚き、焦り、落胆、嫉妬、憎しみ。

せわしなく生きて、そして死ぬ。

差別の世界で、ただ死だけが平等に訪れる。

高級ベッドの上に。
または、使い古した布団の上に。

独りであろうと、家族がいようと関係ない。

富と権力があっても、何の役にもたたない。

自分はエリートだと自負し、社会の底辺に生きる人を侮辱する人間の前にも、平等に死はやってくる。

これは素晴らしい事だ。
何よりも公平だ。

死を前にして、心の平安を保つ事が出来るかどうか。

そこには個人の生き方がはっきりと現れる。

死と向かい合い、ただ1つ役に立つのは人としていかに生きたか。

必死に生きてきた人間ほど、後悔がない。
これだけは確かだ。

後悔のない人生を生きてきたか。

人として間違ってはいなかったか。

死を前にして自分自身と向き合った時に、嘘はつけないはずだ。

自分がしてきたことは自分が1番良く知っている。

富や権力、家族の有無ではない。

他者を苦しめることを選んだのか、自分が耐える事を選んだのか。問題はそこだ。


私は常々考えてきた、他者を苦しめる事を厭わない人間は、一体いつその報いを受けるのだろうと。

答えは晩年だ。

逃げることの出来ない時に答えが出る。

若さと力を失い、知力が衰え、体が弱る。

自らの力で問題を解決できなくなった時だろう。

死は平等にやってくる。



私は見ている。どうなるのか。

私を苦しめた教師が年老いて行く先を。

どうしても見届けたい。

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