個人的な考えです。
遺伝子には記憶が受け継がれるのではないかと思います。
そうでないと生まれたばかりの生物が、危険を察知する理由が分からない。
何故生まれたばかりのカメの赤ちゃんが海を目指すのか。
なぜ、虫の幼虫は餌になる葉っぱを見分ける事ができるのか。
何故、あらゆる生物は敵から身を隠す術を知っていているのか。
何故、闇を恐れるのか。
考えれば考える程、記憶が受け継がれているとしか思えない。
明確な映像としての記憶ではなく。
例えば、恐怖。
例えば、喜び。
例えば、痛み。
ここは危険だ、これは安心だ、これは好きだ。
そういった記憶が細胞に受け継がれている。
だから、用心深い個体や危険を逃れた個体の子孫は、生き残る可能性が高くなる。
この仮説によれば、心臓移植をした人に、心臓を提供した人の好みが受け継がれる事例の説明もつく。
私たちは脳だけでなく細胞、むしろ遺伝子レベルで全身で人生を記憶している。
そのように、私は思います。